小志貴神社

小志貴神社 – 福島県伊達市月舘町
小志貴神社 春の社殿

こしきじんじゃ

小志貴神社

御祭神 天児屋根命・比売神
福島県伊達市月舘町上手渡 | 創建 永久五年(1117年)

About

神社概要

小志貴神社(こしきじんじゃ)は、福島県伊達市月舘町上手渡に鎮座する神社です。 永久五年(1117年)の御創建とされ、900年以上の歴史を持ちます。 杉木立の中に静かに佇む社は、古くから地域の人々の信仰を集めてきました。

御祭神 天児屋根命(アメノコヤネノミコト)
比売神(ヒメカミ)
社格 村社
創建 永久五年(1117年)
鎮座地 福島県伊達市月舘町上手渡字玉久保23
別称 小志貴宮・甑敷大明神
兼務社 川俣町羽田・春日神社の宮司が兼務

History & Legend

由緒と伝説

扁額

拝殿に掲げられた扁額

社名の由来は、信達一統誌に「むかし、甑敷内(こしきうち)という所より光明輝き、 託宣があったためこの地に祀る。これにより甑敷宮と称する」と記されています。 そのため、小志貴宮・甑敷大明神とも呼ばれてきました。

一の鳥居の伝説 ― 古志貴大明神の老人

かつてこの地を通った者が、大きな笠松と小さな石のそばに腰かける白髪の老人に出会いました。 老人は「あちらに見える杉の森を今晩貸してほしい」と告げ、北上の山の麓にある湧き水で喉を潤してから森へ向かいました。 翌朝、老人が座っていた場所には御幣束が一本立っていました。 人々はその老人こそ古志貴大明神であったと悟り、その地に一の鳥居を建て、地域の氏神として祀り始めたと伝わっています。

山陰中納言と白鹿の伝説

鳥羽院の御代、山陰中納言政朝卿が和歌の名所・阿古屋の松を訪ねた際、 空が俄かにかき曇り辺りが真っ暗になりました。すると古猿が襲いかかってきましたが、 突如として白鹿が現れ、日月のような両眼を輝かせて鳴き、古猿を退散させました。 白鹿はやがて神童に姿を変え、阿古屋の松の在処を告げて消えたといいます。 卿はその御神徳に感じ入り、祖神を勧請し社を建立しました。 この伝説は川俣町の春日神社とも共通しています。

主な沿革

永久五年(1117年)

御創建。山陰中納言政朝卿が祖神を勧請し建立。

平安初期〜安土桃山期

下手渡の大内氏の崇敬社となる。

安土桃山期以降

伊達氏の崇敬社となる。

文永六年(1269年)

遷宮。

天正十五年(1587年)

第十四世神官・渡辺大蔵坊が里人とともに社を再建。牡丹獅子舞が始まる。

寛永六年(1629年)

遷宮。

貞享元年(1683年)

遷宮。

令和元年(2019年)

台風19号により神社付近の橋が流失。その後、地域の尽力により復旧工事が進められる。

Intangible Cultural Property

小志貴神社 牡丹獅子舞

天正十五年(1587年)、第十四世神官・渡辺大蔵坊が里人とともに神社を再建した際、 それを喜んだ村人たちが奉納したのが始まりとされています。 以来400年以上にわたり継承され、現在は伊達市指定重要文化財となっています。

秋の例大祭に2年に1度奉納される三匹獅子舞です。 演技者の中心は獅子児と軍配団扇持ちの子ども5人で、道六・お医者様・花笠かぶりが加わり、 笛・太鼓の囃子によって優雅に舞が進められます。

牡丹の咲く花園で2匹の雄獅子が1匹の雌獅子をめぐって争い、 やがて平和が訪れるという物語性ある舞です。 「花笠かぶり」「漢方医」など、牡丹獅子舞ならではの役が登場します。

舞の演目(全12番)

  1. 道きり(道中の舞)
  2. おんでん舞(参拝の舞)
  3. 舞いこみ(挨拶・敬礼の舞)
  4. でんす(田畑耕作の舞)
  5. そうばん(鳥追いの舞)
  6. おかざき(悪魔退散の舞)
  7. かかし舞(楽園・団らんの舞)
  8. うたぎり(庭がための舞)
  9. 花まわり(歓喜・歓楽の舞)
  10. 牝獅子かけあい(牝獅子を奪い合う舞)
  11. 舞いがため(平和再来の舞)
  12. 花もぎり(万歳楽の舞)
小志貴神社境内

春の境内(拝殿)

※ 牡丹獅子舞の奉納は秋の例大祭(2年に1度)に行われます。
詳細は川俣町羽田・春日神社までお問い合わせください。

Video

動画紹介

小志貴神社の創建・伝説・地域とのつながりについて、動画でご紹介しています。

Access

アクセス

所在地
福島県伊達市月舘町上手渡字玉久保23
一の鳥居
町道上手渡線沿い。鳥居より南西へ約700mで境内入口。
電車・バス
JR東北新幹線・東北本線 福島駅より
福島交通バスで約50分「下手渡」下車
備考
令和元年(2019年)台風19号で付近の橋が流失しましたが、伊達市のご協力のおかげで新しい橋が完成しました。

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Este artículo ha sido escrito por
渡邊 克也

・ICT・SNS活用学習の推進
・Based in Fukushima
・"The Lost Seven Magatama" e-books gloval

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