遅れてきた「私」

縮退する郊外はどう生きていくか 若林幹夫

要 約

内容理解

  • 【第三段落】
    • 死者: 死体ではなく、かつて生きていたが今は死んでしまった人間の( 17 )。(例…ご先祖様や祖先)
    • 死体: 現在の時点で存在する死んだ人間の( 18 )。(例…エジプトのミイラ)
    • 先祖: かつて生きていたが今は死んでしまってここにはいない死者たちの群れ。
    • 名字: 両親や先祖とのつながりを示す( 19 )。名字を継承してきた今は亡き数知れぬ人々とのつながり。
    • 歴史的連続体: 共時的なつながりを超えた人々の群れ。例…「日本人」や「韓国人」、「アメリカ人」などの歴史的連続体。
    • 死者たちの作った世界: 風景や町並み、建物、言語、文化、法や制度など、すでに死んでしまった人々によって作られた世界。
    • 通時性・通時態: 歴史や(  20  )を通じての関係。(例…言語や文化、知識、伝統が過去から現在に継承されていること)

探究的な考察

答 え

【第一段落】
  • (1)~(7)
    • 常識的な考え: 社会は「個人」の後から現れる
    • 実際の状況: 生まれたときにはすでに「社会」が存在
    • 社会の一員: 生まれてすぐに社会の構成員となる
    • 赤ん坊: 生物としてのヒトの個体
    • 社会の中の個人: 周りにいる人々によってさせられる
    • 幼年期の子ども: 他者から名指される人称的な言葉を使用
    • 自分の認識: 「自分にとっての自分」より「人から呼ばれる自分
    • 「私」: 他者から○○と呼ばれる私
    • 社会の中の誰か: 常に他の人々の中の誰か
  • (8)~(16)
    • つながり: 他者との関係性や相互作用を指す。家族、地域、学校、会社など、さまざまな場でのつながりが存在する。
    • 空間や場の共有: 同じ時間の中で特定の場所や環境を共有すること。これにより、つながりが形成される。
    • 名前や役割、属性: 他者から呼ばれる際の呼び名や役割、性別や年齢などの属性。これらがつながりの中での自分の位置や扱いに影響を与える。
    • いじめや差別: つながりの中でのひどい扱いや関係。これらから抜け出したいという欲求が生まれる。
    • 自らの存在を見いだす状況: つながりの中で自分自身を見つけるプロセス。自分がどのような存在であるかを認識する。
    • 人間以外のつながり: ペットや自然環境、想像上の存在とのつながり。これらもまた重要なつながりとなり得る。
    • 農業社会と大地のつながり: 農業社会では、人々が大地と強く結びついていること。これは他の人々とのつながりよりも強い場合がある。
    • 狩猟採集社会と精霊とのつながり: 狩猟採集社会では、野山の動植物やその精霊とのつながりが重要であること。
    • 現代社会とお金のつながり: 現代社会では、人とのつながりよりもお金とのつながりが重要とされることがある。
    • 共時性や共時態: 同じ時間の中で空間や場を共有することによるつながりの概念。これにより「自分」を見いだす。
  • (17)~(20)
    • 死者: 死体ではなく、かつて生きていたが今は死んでしまった人間の人格。(例…ご先祖様や祖先)
    • 死体: 現在の時点で存在する死んだ人間の。(例…エジプトのミイラ)
    • 先祖: かつて生きていたが今は死んでしまってここにはいない死者たちの群れ。
    • 名字: 両親や先祖とのつながりを示す符丁。名字を継承してきた今は亡き数知れぬ人々とのつながり。
    • 歴史的連続体: 共時的なつながりを超えた人々の群れ。例…「日本人」や「韓国人」、「アメリカ人」などの歴史的連続体。
    • 死者たちの作った世界: 風景や町並み、建物、言語、文化、法や制度など、すでに死んでしまった人々によって作られた世界。
    • 通時性・通時態: 歴史や時間の流れを通じての関係。(例…言語や文化、知識、伝統が過去から現在に継承されていること)
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