失われた七つの勾玉 第四話

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失われた伝説の七つの勾玉を探して世界を変える

不思議な力を持つ七つの勾玉を坂本心と北条優が探す物語。不思議な勾玉の力を悪いことに使うため、心から奪おうとする八咫烏族。優と心は彼らと戦い、二つ目の勾玉を手にする。心と優は勾玉の不思議な力を借り、日本中の神社にある勾玉を探し出すため、八咫烏族に立ち向かう。七つの勾玉を手にしたものは世界を変えることが出来るという。

(ちなみにこのページはグーグル読み上げ機能を使って、聞き取りをさせ、内容を書き留める学習用に編集しています。手順はグーグル読み上げ機能を有効にした後にこのページを生徒たちに聞かせて、書き取りさせます。このページを聞き取り学習のきっかけに使用していただけたらと思います)

※無断複写、転載を禁じます。©かっちゃんねる教育

この部分の聞き取りは 

失われた七つの勾玉 第四話 TikTok

心はアパートに戻ると引越しの準備をしながら古峯神社のことを調べていた。 

御祭神は日本武尊で火防の神様として信仰を集めているようだ。 

今までは神社にどんな神様がいるか調べたこともなかった。 

優と会うようになってからいつの間にか神社に興味を持つようになっていた。 

御岩神社の大天狗がなぜ古峯神社へ行けと言ったのか、その理由が知りたかった。 

古峯神社のホームページを探して下のほうへ行くと「天狗信仰」という文字が目に飛び込んできた。 

「これだわ。優さんに電話してみよう」 

心が見つけたホームページには大天狗と烏天狗が載っていた。 

大天狗は大きな鼻と赤い顔が特徴だった。 

御岩の大天狗もこんな感じだった。 

「どうしたの?」 

「あのね、大天狗が古峯神社に行けって言ったのはね、そこに天狗信仰があるからじゃない?」 

「今も天狗がいるってこと?」 

「それは行ってみないと分からないわ」 

「いつ行く?」 

「あたしは引っ越しの準備をしなくちゃなの」 

「そうなんだ。手伝ってもいいけどな」 

「いや、いいよ。お母さん来るから大丈夫」 

優はひとりで古峯神社へ行ってみることにした。 

高速に乗って朝早く出かけた。 

栃木県の古峰ヶ原にある古峯神社はひとりで行くとかなり遠く感じた。 

ナビに従って古峯神社へ近づいて行くと大きな鳥居が見えてきた。 

バスも通り抜けられる大きな鳥居をくぐって優は古峯神社の駐車場へ着いた。 

観光客がたくさん参拝に訪れていた。 

ご祈祷の受付を済ませてから社務所に入った。 

中には大きな天狗が一対飾ってあった。 

真っ赤な大天狗と黒いくちばしの烏天狗である。 

外には石でできた大天狗が斜めに立てかけてある。 

それにしてもここのパワーはすごいなと優は思った。 

辺りを見回してみると天狗の社と呼ばれるだけあって、そこかしこに天狗がでそうな空気が漂っていた。 

その時、心から電話がかかってきた。 

「おつかれさま。どう?何か見つかった?」 

「まだだよ。でもすごいパワーを感じるよ」 

「天狗はいるの?」 

「あちこちにいるよ。大きな天狗が」 

優は写真を撮って、心に送信した。 

心もその写真を見てかなり強いパワーを感じていた。 

「そこ、何かいるから気をつけてね」 

「え?何て?」 

「近くに何か怪しい者がいるから気をつけてねって」 

  

優は辺りを見回したが特に変わったものは見つからなかった。 

ネットで調べてみると近くに「深山(じんぜん)巴(ともえ)の宿」があり、そこは日光開山の勝道上人が修行の地として定められた所で巴形に清水が湧き出る池がある。今は禊場として使用されているようだ。 

「ねえ、そこへ行ってみて。そこに何かありそうな気がする」 

「何があるんだろう?日光開山のお上人さまが修行された場所だって」 

「もしかしたら、天狗に会えるかもね」 

「また、天狗か。この前の天狗はいい人だったけど」 

「そこに行けって言った以上は何か理由があるんだよ」 

「やっぱり、古峯神社に何かあるんじゃないのかなあ」 

「違うと思う。そんな感じがするもの」 

「心、最近いろいろ感じるようだね。おれにはさっぱり分からない」 

「こっちからでも感じるくらい強いパワーだもの。そっちに行ってみて」 

優は深山(じんぜん)巴(ともえ)の宿へ着くと真っ先に檜の下の石祠を目指した。 

そこには勝道上人と日本武尊が祀られている。 

そこに行けばきっと何かあるだろうと思った。 

石祠は案外、簡単に見つかった。 

祝詞を唱え、お参りを済ますと側に何か光るものがあった。 

近づいてよく見るとペンダントのようだ。 

拾い上げてよく見ると五芒星が刻まれている。 

「おお、それじゃ、それじゃ」 

「これはおじいさんのですか?はい、どうぞ」 

「いやあ、すまんのう」 

「あの、こちらが深山巴の宿で間違いありませんか?」 

「この辺り一帯をそう呼んでおる」 

「おじいさんは地元の方ですか?」 

「もう何十年もここにおる」 

「天狗をみたことはありますか?」 

「天狗?そりゃあ、もちろん」 

「あるんですか?どこに行けば会えるんですか?」 

優はまさかと思ったが、地元の老人の言うことなら確かな情報だろうと思って聞いてみた。 

「どこって、毎日、見とるからのう」 

「毎日?いつでも会えるんですか?」 

「毎日じゃのう」 

「どこで?」 

「おぬし、いったい何者じゃ?」 

「あ、私は福島から来ました。この前、御岩神社の大天狗に古峰神社へ行けと言われて」 

「御岩神社の大天狗?知らんな」 

「私もまさか現代に天狗が生きているとは思いませんでした」 

「その天狗はどうしとる?」 

「残念ながら死にました」 

優は御岩神社で起こったことをかいつまんで老人に話して聞かせた。 

老人は始終、「ほう」とか「おお」とか言いながら興味深そうに聞いていた。 

以下の設問に答えなさい。

1:古峰神社のご祭神は何という神様?

2:優はなぜ、古峰神社へ来たのか?

3:古峰神社の社務所に飾られていたのは何か?

4:深山(じんぜん)巴(ともえ)の宿に着いた時、優は何を拾ったか?

5:4で出会った老人は毎日、何を見ていると答えたか?

 この話は「失われた七つの勾玉」より、抜粋しています。

不思議な七つの勾玉を集めるといったい、なにが起こるのでしょうか?

問題の答え

kokoro
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