自然は天才である

自然は時として人間の生活を脅かします。しかし、自然は私たちにこれ以上ない癒しも与えてくれます。自然豊かな田舎というと不便で暮らしにくいというイメージがあります。しかし、古来より人間は自然から多くのことを学んできました。

昭和を生き抜いた田舎暮らしの達人たちがどのように生きる力を身につけたのか紹介しながら、コロナで大きな影響を受けている今こそ私たちは自然からの学びに戻って「生きる力」を身につけたいというメッセージを込めました。

自然は恐いだけではない

うわあ、これは何の写真ですか?

昨年の台風でうちの橋が流された時の写真です

ヤバいですね!

個人で直せるレベルではないですね

自然の力って恐い!

そうなんですよ。

でも、自然は恐いだけではありませんよ!この台風は特別でしたから

僕は自然が好きだなあ。山や海に行くと気持ちがいい!

そうそう!

今回は自然が持つ恩恵について話してみましょうね

田舎はどんなとこ?

田舎のイメージと言えば

・自然が豊か
・キレイな空気
・花や野草がたくさん
・美味しい水や野菜が採れる

コロナや都会の忙しさなどがあって田舎に癒しを求める人はたくさんいます!

ところで、あなたは田舎に住んでみたいですか?
あまり、そうは思わないという人もいるでしょう。

なぜか?

・買い物など生活が不便
・あまり人がいないと不安
・子育てができない
・人づきあいが大変

現代に生きる私たちは自然からの癒しを求めても自然と共存しなくなった

生きる力は達人から学べ

この動画を見てください。
ここは福島の田舎の竹林です。
70歳を過ぎたお年寄りたちがたった三人で三ヶ月かけてこれを作りました
地元のテレビでもこの場所が放送されて反響を呼びました。

この昭和生まれのお年寄りは田舎暮らしの達人です。
草刈りや木や竹の間伐などあらゆる知識を持っています。

この三人に聞くと田舎のことはなんでも分かります。

・野鳥の名前、特徴 (鳴き声、何を食べるか)
・草木の手入れ (剪定の時期ややり方)
・昆虫の捕まえ方、育て方 (カブトムシのおびき寄せ方、捕まえ方)
・イノシシの駆除の仕方 (田舎にはたくさんいるので害獣)

動画に出てくるおじいさん(佐藤さん)は小学校に呼ばれていろんなお話をする機会もあるそうです。


どこでそんな知識を学んだのか?

小学校が終わると野山をかけめぐり、自分でいろんなことを覚えたそうです。
佐藤さんは「おれは学がないから」が口癖ですが、以前は会社の社長さんでした。

こういう人に自然と仲間が集まります。
私はこれこそが生きる力だと思います。

都会からの移住者たち

昭和のころ、このような環境が田舎にはたくさんありました。
しかし、最近はこの状況も変わりつつあります。

核家族化が進み、みんなどんどん便利な暮らしを求めて引っ越していきます。
だから、田舎の過疎化は止まりません。
学校の統廃合も進んでいます。

しかし、最近はコロナで田舎暮らしが見直されているそうです。

GW中に東京からこの動画で紹介してる田舎に来たグループがいます。20代から40代の人たち。

口々に田舎が良いと言います。

「携帯の電波が入らないなんて最高!」
「桑の葉をもらっていいですか?飼っているペットの餌にしたいから」
「いつかはここに移住したい」

実際、この地方には東京から移住した若者がいて市役所で地域支援員として活躍しています。
20代で積極的に地域の特産物を開発し広報活動をしています

生きる力は自分で育むもの

僕も田舎に行ってみたい

私は田舎はキライ!ムシがたくさんいるもの

そうですね、ムシはたくさんいます。ヘビなんかもいますよ!!

うわ、ヘビは嫌だな…

キツネやタヌキは可愛いですけどね 笑

田舎で暮らすことによって育まれるものは生きる力なんです!
生きる力は自分で育むものなんです!

ヘビやハチを見たら危険を察知して刺激しない、このキノコは食べられる、そんなことは教科書には書いてありません。

ネットや図鑑を見て自分で調べるしかないんです。
すると、いつの間にか人を頼らなくなる。他人のせいにしなくなる。

すべてが自己の責任だと気づいていきます。

現代の教育に必要なものは自然からの学びではないでしょうか?

コメント

  1. […] 自然からの学びについては「自然は天才である」の記事に書きました。昔は(「自然との共存」していたというとおおげさですが)私たちの周りにたくさんの自然がありました。 […]