竹取物語 天人の迎へ 

かっちゃんねる教育

学習のステップ

Step 1

朗読や解説動画 を見て、全体のストーリーや雰囲気を感じ取ってみましょう。

Step 2

原文と現代語訳 を交互に読みながら、内容のつながりを自然に理解していきましょう。

Step 3

助動詞・文法・語句のポイント を確認しながら、基礎的な知識を身につけていきましょう。

Step 4

確認問題に挑戦! 解き終わったら模範解答で、自分の理解度をチェックしてみましょう。

記事の最後にある 「探究的な考察」 も忘れずにチェックして、思考を広げてみましょう!

『竹取物語』のあらすじと奈良県広陵町との関係について

朗  読

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探究的な考察


古文解説
「造麻呂、まうで来。」
✿ 文法分解
「まうで来」=「まうづ」+「来」(謙譲語)の命令形
✿ 意味
「出て参れ」(自尊敬語)
✿ 場面
天人の王造麻呂に命令している → 自分(天人の王)の側を高める自尊敬語
古文解説
「そこらの黄金給ひて」
✿ 文法分解
「給ひて」=尊敬「給ふ」の連用形+接続助詞「て」
✿ 意味
「お与えになって」
✿ 場面
かぐや姫に黄金を与えたことを、天人の王が尊敬語で表現 → 「多くの黄金をお与えになって」

古文解説
「かぐや姫は、罪をつくり給へりければ」
✿ 文法分解
「つくり給へりければ」=動詞「つくる」+尊敬「給ふ」+完了「り」+過去「けり」+「ば」
✿ 意味
「お作りになったので」
✿ 場面
天人の王かぐや姫に対して使っている尊敬語 → 「かぐや姫は、月の世界で罪をお作りになったので」
古文解説
「かくいやしき己がもとに、しばしおはしつるなり」
✿ 文法分解
「おはしつるなり」=サ変「おはす」+完了「つ」+断定「なり」
※「おはす」=「ある」「いる」の尊敬語
✿ 意味
「いらっしゃったのだ」
✿ 現代語訳
「こんなに身分の低いおまえのもとに、しばらくの間いらっしゃったのだ」

ミワ:次は「出だしたてまつれ」。これは謙譲語だよね?

リョウ:そう。「たてまつる」は謙譲語で「~申し上げる」という意味。でもこれも自尊敬語なんだ。天人の王が翁に「お出し申せ」って命令してるんだけど、かぐや姫を自分の側に出すことを謙譲語の形で表現してるんだよ。

古文解説
「はや出だしたてまつれ」
✿ 文法分解
「たてまつる」=謙譲語
「たてまつれ」=命令形
✿ 意味
「早くお出し申せ」(自尊敬語)
✿ 解説
天人の王が翁に命令している。
自分(天人の王)の側を高める自尊敬語。
古文解説
「かぐや姫を養ひたてまつること、二十余年になりぬ」
✿ 文法分解
「養ひたてまつる」=「養ふ」+謙譲語「たてまつる」
✿ 意味
「養育申し上げること」
✿ 解説
翁がかぐや姫に対して使っている謙譲語。
「かぐや姫を養育申し上げることは、二十年以上になりました。」
古文解説
「『片時』とのたまふに」
✿ 文法分解
「のたまふ」=「言ふ」の尊敬語
✿ 意味
「おっしゃる」
✿ 解説
翁が天人の王の言葉を受けて使っている。
「『ほんのしばらくの間』とおっしゃるので」
古文解説
「翁、答へて申す」「と申せば」「と申す人」
✿ 文法分解
「申す」=「言ふ」の謙譲語
✿ 意味
「申し上げる」
✿ 解説
謙譲語は動作の受け手に対する敬意を表す。
「申し上げられている人」が敬意を受ける人。
古文解説
「また異所に、かぐや姫と申す人ぞおはすらむ」
✿ 文法分解
「おはすらむ」=「おはす」(尊敬語)+現在推量「らむ」
✿ 意味
「いらっしゃるのでしょう」
✿ 解説
翁が別の人について言っている。
「別の場所に、かぐや姫という人がいらっしゃるのでしょう」
古文解説
「重き病をし給へば」
✿ 文法分解
「し給へ」=動詞「す」+尊敬「給ふ」の已然形
✿ 意味
「していらっしゃるので」
✿ 解説
翁がかぐや姫について天人の王に説明している。
「重い病気をしていらっしゃるので」
古文解説
「え出でおはしますまじ」
✿ 文法分解
「おはします」=「おはす」+尊敬「ます」
「え~まじ」=不可能の表現
✿ 意味
「出ていらっしゃることはできないでしょう」
✿ 解説
翁がかぐや姫について天人の王に説明している。
より高い敬意を表す尊敬語(二重尊敬の例:「せ給ふ」「させ給ふ」など)
古文解説
「きたなき所に、いかでか久しくおはせむ」
✿ 文法分解
「おはせむ」=「おはす」の未然形+適当「む」
「いかでか~む」=反語表現
✿ 意味
「けがれた所に、どうして長くいらっしゃってよいものか、いや、よくありません」
✿ 解説
天人の王がかぐや姫に呼びかけている。

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