古体詩と近体詩


【漢詩】中国人なら300首暗記は当たり前⁉︎中国で一番有名な漢詩は
古体詩とは?
古体詩は漢詩の形式の一つで、唐の時代以前に作られた自由な形式の詩のことです
近体詩とは?
近体詩は、唐の時代に完成した厳格な形式を持つ漢詩です(句数、文字数、韻、平仄などのルールが細かく定められています)
押韻とは、詩の特定の箇所に同じ音の響きを持つ言葉を配置することです ※漢詩では、主に句末に同じ韻(いん)を持つ漢字を置くことで、詩にリズムと音楽性を与えます(「韻を踏む」と同じ意味)

漢文とラップ
漢詩はリズムが大切なので暗記するぐらい繰り返し音読すると理解も早くなります
近体詩には次のようなものがあります
絶句と律詩
「起承転結」は漢詩の構成要素であり、特に絶句(四句からなる詩)の構成を説明する際に用いられます
律詩(八句からなる詩)は二句ごとに「聯」という単位で構成されます
近体詩の代表的な詩人
近体詩の代表的な詩人を初唐、盛唐、中唐、晩唐の順に紹介します
これらの四人は「初唐の四傑」と称され、近体詩の形式を確立する上で重要な役割を果たしました
盛唐は中国詩の黄金時代であり、多くの優れた詩人が活躍しました
中唐は安史の乱後の社会を背景に、多様な詩風が生まれました
晩唐は唐王朝の衰退期であり、詩風も変化が見られました
「李杜韓白(りとかんぱく)」とは、中国の唐代を代表する四人の詩人、李白(りはく)、杜甫(とほ)、韓愈(かんゆ)、白居易(はくきょい)を並び称した言葉です
これらの四人はそれぞれの時代(盛唐・中唐)において、中国詩の発展に大きく貢献しました
※「李杜韓柳(りとかんりゅう)」という言葉もあり、この場合は、李白、杜甫、韓愈、柳宗元(りゅうそうげん)の四人を指します
練習問題
探究的な考察
あやか: ねえ、さち!「香炉峰の雪」のエピソードって知ってる?

さち: うん、清少納言の『枕草子』に出てくる「雪のいと高う降りたるを」っていう話だよね? でも、詳しくは覚えてないな

【古文解説】香炉峰の雪/雪のいと高う降りたるを〈枕草子〉音読・内容解説|万葉授業
あやか: そうだよ!このエピソードは、白居易の詩「香炉峰下新卜山居草堂初成偶題東壁」を元にしてるんだ
さち: 白居易って中唐の詩人だよね?その詩ってどんな内容なの?
あやか: 白居易が江州、今の江西省九江市に左遷されたときに詠んだ詩なんだ…香炉峰のふもとに新しい住居を構えたときの心境を描いてるんだよ!白居易は香炉峰に降る雪を簾を撥げて見る様子を描写してるの
さち: なるほど!それがどう『枕草子』に関係してるの?
あやか: 『枕草子』のエピソードでは雪が降り積もったある日、中宮定子が「香炉峰の雪はどんなかしら?」って尋ねたの…そしたら、清少納言がすぐに御簾を高く上げて見せたんだって!この行動は白居易の詩の表現をまねたものだから中宮や周囲の人々を笑わせたんだよ
さち: へえ、清少納言って機知に富んでるね!それで彼女の教養が高く評価されたんだ!
あやか: そうそう!このエピソードは彼女の漢文に対する教養の高さを示すものとして、現代でもよく知られてるんだよ



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