学習のステップ
朗読や解説動画 を見て、全体のストーリーや雰囲気を感じ取ってみましょう。
原文と現代語訳 を交互に読みながら、内容のつながりを自然に理解していきましょう。
助動詞・文法・語句のポイント を確認しながら、基礎的な知識を身につけていきましょう。
確認問題に挑戦! 解き終わったら模範解答で、自分の理解度をチェックしてみましょう。
記事の最後にある 「探究的な考察」 も忘れずにチェックして、思考を広げてみましょう!
あらすじ
※豊太郎はドイツ滞在を終えて、日本へ帰る船の中にいます。以下、話は豊太郎がドイツで過ごした日々を回想するかたちで進んでいきます。
豊太郎はベルリンで、法律や政治に関する仕事をまじめにこなしていましたが、しだいに歴史や文学に心がひかれていって勉学がおろそかになり、日本にいる上司との関係も悪くなってしまいます。
ある日、豊太郎は道ばたで泣いている少女に出会いました。ドイツにいる日本人の知り合いが「豊太郎が舞姫とみだらな関係を続けている」と上司に報告したため、豊太郎はクビになってしまいました。友人、相沢謙吉の紹介で豊太郎は新聞社の仕事につきます。ドイツの政治・文芸を日本へ伝える仕事です。この頃からエリスと同居し、エリスは妊娠します。
相沢は豊太郎をエリスと別れさせ、天方伯の通訳として就職させます。豊太郎は信頼する友人に「いや」と言えない性格でエリスと別れることを約束してしまいました。天方伯に気に入られ、「ドイツ語の力だけで優れた人材だから、いっしょに日本に帰らないか?」と提案されます。この時も豊太郎は断らず、天方伯とともに日本へ帰ることを承知してしまいます。
「エリスに何と言ったら良いだろう?」と苦悩したまま雪の中を歩き続けた豊太郎は、帰宅するとそのまま気絶します。意識を取りもどしたのは数週間後。相沢から豊太郎が一人で日本に帰ることを聞いたエリスは、目が血走り、頬がこけ、まるで狂人のようになっていました。
エリスは物を投げたり泣きさけび、自分で縫ったおむつを抱きしめます。医者には治る見込みがないと言われました。そんな状況に陥って、豊太郎は相沢は良い友人だけれど、少しばかり恨めしく思うのでした。
問一 傍線部Aとあるが、こうなった理由として適当なものを次から一つ選べ。
- ア 「余」が芝居に熱中して何度も通い、女優と交際したから。
- イ 仲間の告げ口を聞いた「官長」の憎しみが膨れ上がったから。
- ウ 「余」が官長から指定された学問に励まず、道を踏みはずしたから。
- エ 「余」が自分の好きな学問に走り、女優と交際したから。
問二 傍線部B「ここ」は何を指すか。本文中から十字以内で抜き出せ。
問三 傍線部C「一種の見識」を三十字以内で分かりやすく説明せよ。
問一 エ
問二 離れ難き仲となりし〈9字〉
問三 大学で培った知識に新聞・雑誌の議論を加えた総括的な見方。(28字)
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