「こころ」夏目漱石 Kはなぜ死んだのか?

げんぶんサムネテスト対策(高1・高2国語)

【こころ】って何?という人のために↓

「私」「K」「お嬢さん」の関係

夏目漱石のこころ(新潮文庫連動DVD)

先生、学校で冬休みの宿題が出て「こころ」を読んだんです!

今、課題が出てレポート書かなきゃならないんです

どう書けばいいですか?

「こころ」は詳しく読みましたか?

なぜKは自殺したか先生に習いましたか?

冬に「上・中・下巻」を読みました

先生は「なぜ自殺したと思うか、考えてね♪」って言いました

「こころ」全巻読んだんですね

それはすごい!

そうなんですね笑

先生、私はレポートでいい点数をとりたいんです

どう書いてもいい点数取れると思えません

なるほど

ちょっと考えてみましょう!

はーい!

Kが自殺した理由を考える

市川崑監督の「こころ」の中に「K」と「私」が房州へ旅行に行く場面があります。

道ばたで日蓮宗の僧侶にKは声を掛けます。

「貴僧は日蓮についてどうお考えです?」

「K」の問いかけに僧侶は満足する答えをしません。

「日蓮は書が達者で…」

「K」は苛立ちます。

「くだらん、私はそんな話をしてるのではない!」

ちなみに小湊は日蓮の生まれ故郷です。

「K」は真宗寺に生まれましたが彼は生家の宗旨にそぐわない人物でした。

彼は医者になると約束しながら養家の意志に背いて大学へ通いました。

それがバレて彼は実家からも勘当され天涯孤独の身となり神経衰弱(精神疾患)に陥ります。

「私」は「K」に同情し自分の下宿に住まわせて欲しいと「奥さん」にお願いします。

「お嬢さん」と「私」はすでにとても仲が良く「奥さん」も「私」と結婚させたいと密かに思っていました。

そんな所へ突然、「K」が出現したわけです。

「奥さん」はしぶしぶ「K」を下宿に受け入れます。

神経衰弱で人間不信に陥った「K」にお嬢さんは明るく接します。

お嬢さんは天真爛漫で物怖じしない性格でいつも「私」をハラハラさせます。

「私」は「お嬢さん」が好きだったので「K」と仲良くするのを見て嫉妬心を起こしたりしました。

ある日、突然「私」は「K」からお嬢さんに対する思いを打ち明けられます。

「K」は普段から道のためには全てを犠牲にすべきと「私」に語っていたので「私」はまったく予想外の出来事に動揺します。

「K」の気持ちを「お嬢さん」から引き離そうと「精神的に向上心のないものはバカだ」と言いました。

「私」は房州旅行をしたときに「K」から言われた言葉をそのまま使って「K」の反応を待ちました。

これって三角関係ですよね

たしか「K」は「道のためなら全てを犠牲にすべき」って言ってませんでしたっけ?

そうですね笑

だから、女性には全く興味ないと「私」は思っていたんです

日蓮宗の教えを忠実に実践するためにはあらゆる欲を捨てて修行に励むという意味だと思います

すごい!!

日蓮宗って日本史で「鎌倉新仏教」って習いました

「南無妙法蓮華経」って唱えれば極楽へ行けるって

よく覚えていますね!!

「K」は摂欲とか禁欲と言う言葉が好きでした

非常にストイックな人だったんですね

特に嘘は嫌いでした

でも、「お嬢さん」を好きになってしまったんですよね

優しくされたからかなあ笑

いい所に気づきましたね!!

「K」は女性に対する免疫がなかったんでしょう

だから、きっと「恋」をして一番動揺してるのは「K」自身でしょうね

わたしも気がついたら好きになってた人がいます笑笑

たぶん、「K」は初めて恋をしたんですね

「K」ってとても純粋な人です

だから、素直に自分の気持ちを唯一信頼できる「私」に話してしまったんです

結果的にそれが悲劇を生むんです

それってつまり、「私」が「K」に内緒で「お嬢さん」と婚約して「K」がショックで自殺するってことですか?

う~ん、本当にそうでしょうか?

「K」は失恋のショックで死んだんじゃありません

彼はいつも話す通りすこぶる強情な男でしたけれども、一方ではまた人一倍の正直者でしたから、自分の矛盾などをひどく非難される場合には、決して平気でいられない質だったのです

私は彼の様子を見てようやく安心しました。すると彼は卒然「覚悟?」と聞きました。
そうして私がまだ何とも答えない先に「覚悟、――覚悟ならない事もない」と付け加えました。
彼の調子は独言のようでした。また夢の中の言葉のようでした。

先生、この覚悟ってどんな意味かよく分からなかったんです

「覚悟」って何かをする決心をしたってことでしょう?

「K」は何を決心したんでしょうね?

ん~、「私」は安心したって書いてあるから「K」がお嬢さんを諦める決心した?

「覚悟ならない事もない」ってなんか気持ち悪い言い方ですね

「私」は「K」がお嬢さんとの恋に突き進むと勘違いしたんです

「K」の「覚悟」とは究極的には命を絶つ「覚悟」でしょうね

不気味な感じを受けるのは当然です笑

鋭い感覚ですよ!

え?ここでもう「自殺」を考えてるんですか!

勘違いって「K」が「私」に隠れてお嬢さんにアタックするって思ったんですね

「人一倍の正直者でしたから、自分の矛盾などをひどく非難される場合には、決して平気でいられないたちだった」ってあるでしょう?

「K」の矛盾て何でしょう?

「K」は道のためには全てを犠牲にしろ!精神的に向上心のないものはバカだって「私」に言ってますね?

でも、彼は「お嬢さん」に対する恋のせいで道を忘れてしまったんです

じゃあ、「私」は「K」のその矛盾を非難して「お嬢さん」をあきらめさせようとしたってことかな

でも、「K」はどこで自殺を決心したんですか?

奥さんのいうところを総合して考えてみると、Kはこの最後の打撃を、最も落ち付いた驚きをもって迎えたらしいのです。
Kはお嬢さんと私との間に結ばれた新しい関係について、最初はそうですかとただ一口いっただけだったそうです。

しかし奥さんが、「あなたも喜んで下さい」と述べた時、彼ははじめて奥さんの顔を見て微笑を洩らしながら、「おめでとうございます」といったまま席を立ったそうです。
そうして茶の間の障子を開ける前に、また奥さんを振り返って、「結婚はいつですか」と聞いたそうです。
それから「何かお祝いを上げたいが、私は金がないから上げる事ができません」といったそうです。

奥さんの前に坐っていた私は、その話を聞いて胸が塞るような苦しさを覚えました

ここは「私」が「奥さん」に詰め寄って「お嬢さん」との婚約を決めたあと

「奥さん」から「K」にもう話したのか?と聞かれた直後の場面です

「お嬢さん」との新しい関係(婚約)についてすでに「K」は知っていたと知らされ「私」は驚きます

「私」が「K」に「お嬢さん」とのことを話す前に「K」は知っちゃったんですね

でも、「K」は「私」に何も言わなかった…

「胸が塞るような苦しさを覚えました」というところが印象的です

「K」はどんな気分だったんでしょうね?

「最初はそうですかとただ一口いっただけだったそうです」のあとに

「おめでとうございます」といったまま席を立った

そして、「結婚はいつですか」と聞いた

そして「何かお祝いを上げたいが、私は金がないから上げる事ができません」といった…

ん~、私にはなんか分からない人です

「K」は純粋で正直で素直な人なんです

日蓮宗の教えは自分よりも他人のためにというところが色濃く出てるものだと思います

でも、「K」はそこを忘れて自分の道を忘れて「お嬢さん」を好きになった

結果的に「私」を困らせてしまった訳です

「私」は「K」の生活の全てを支えていました

そんな「私」を困らせてしまったと「奥さん」から聞いた「K」の気持ちはどうでしょう?

「K」は思い込んだら突き進む人で…純粋で…嘘が嫌いで…日蓮宗…

やっぱり、私なら自分を責めます泣

なんで「お嬢さん」を好きになったんだろう?って

うんうん、多分そうですね

そして何より自分の存在を恨みます

なぜ自分はこの世に生まれてきたんだろう?って

手紙の内容は簡単でした。そうしてむしろ抽象的でした。

自分は薄志弱行でとうてい行く先の望みがないから、自殺するというだけなのです。

(中略)

しかし、私の最も痛切に感じたのは、最後に墨のあまりで書き添えたらしく見える、

もっと早く死ぬべきだったのになぜ今ままで生きていたのだろうという意味の文句でした。

「K」の遺書ですね

最初は全然分からなかったんです

でも、今なら何となく分かる気がします

「もっと早く死ぬべきだったのになぜ今ままで生きていたのだろう」には「私」に迷惑掛けてゴメンネっていう「K」の気持ちが込められてる気がします笑

なんかレポート書けそうな気分になってきました笑笑

テスト対策

定期テストの解説をしています。

テスト前に見れば対策になります。参考にしてください。


2021年12月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031 

コメント

タイトルとURLをコピーしました