共通テスト(小説)を解く

AI(Assist Intelligence)読解法

以前に共通テスト本試験の第一問を要約してみました

ここでは第二問(小説)の問題を考えます

前回同様、AI(Assist Intelligence)読解法を使って

要約して行きます

授業で使うワークシートを作成してありますので

良かったら授業の際にお使いください

AI(Assist Intelligence)読解法とは?

・文章からキーワード(大事な部分)を抜き出す

・可能な限り接続詞を削除する

・文脈が変わらなければ簡単な語句に言い換える

・分かりやすく図式化する

・構造を見える化する

・設問から逆に答えを見つけさせる

2021共通テスト(本試験)第二問

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この文章のワークシートはこちらから

第二問小説ワークシート(配布用)

この資料は実際の学校の授業に

合わせてお使いください

今回は小説ですので解ける生徒はすぐに終えるでしょう

小説は登場人物の把握、場面設定の理解が

とても重要です

特にリード文を読み飛ばしてしまうと

重要な情報を見ないまま問題を読むことになります

まず、その点に注意させましょう

ワークシートに沿ってしっかり登場人物の内面を

捉えさせましょう

第二問小説ワークシート(指導用)

小説の学習こそアクティブラーニングの絶好の機会です

様々な読み取りをしてくる生徒たちの話を

よく聞いて明らかな間違いは修正しましょう!

「羽織と時計」は、大正七年に発表された作品で

作者:加能作次郎の体験をモチーフに書かれた私小説

とにかく、言葉が古めかしいので

現代の高校生には古文のように見えるでしょう

ですから、やっぱり音読がすごく大切です

小説は視覚に訴える方が生徒の記憶に残ります

今回の問題の特徴は問6です

当時の新聞の批評を使って作品の鑑賞をさせています

宮島新三郎の批評が「羽織と時計」に執着しすぎたと

批判していますが、そのことにより

作品自体をユーモラスにしているというあたりを

どのように説明するかが先生の腕の見せどころです

私なら「W君」のその後に触れすぎると悲惨な感じになりそうだと

当時の時代背景を写真とか漫画を使って分かりやすく伝えます

先生方も視覚に訴えてイメージで生徒の頭に入れてみてはどうでしょう?

余談ですが…

私は「こころ」「山月記」「鴻門の会」「項羽の最期」などを

授業で扱う時は最初の時間は必ずDVDを見せます

最初に必ず言うことは「しっかり見ておくことがこの単元の理解に

とても大きな意味を持つ」「寝たり騒いだりしたら

グランド一周」と言っておきます笑

こちらが思った以上に真剣に生徒たちは見ています

特に源氏物語の時に「源氏千年紀」を見せた時は

すごく本気で見てました

※映画の中には原作と話が変わっている物もありますので注意してください

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