届く言葉【解答】

以下の設問に答えよ(第一段落)精選 現代の国語(東京書籍) 

① 「この説明力の高さ」を具体的に説明している部分を探し、二十字以内で答えよ。→「はやぶさ」プロジェクトの説明のうまさ(19字)

②「イノベイティブな領域の知的活動は、本質的に協働的なもの」とはどういうことか?語句の意味に注意して六十字以内で説明せよ。新しい価値を生み出すイノベイティブな領域の知的活動ためには、多様な専門家たちがそれぞれの知識と技術を持ち寄って支援していく本質的に協働的なもの必要があるということ。(五十八字)

③ 「本当に創発的なプロジェクト」とはどのようなものだと考えられるか?→例えば、内閣府が実施している「ムーンショット型研究開発制度」のような社会や産業に大きな変革やイノベーションをもたらす可能性のある、挑戦的で先進的な研究開発のこと。

④ 「協働」と「共同」の意味の違いを簡単に説明せよ。→「協働」は協力して働くという意味合いが強く、「共同」は一緒に行動するという意味合いが強いという違いがある。

以下の設問に答えよ(第二段落) 

① 「国民的に必須の事業」とはどういうことか?それを具体的に説明している部分の始めと終わりの五字を答えよ。→「世のため~ためになる

②『「自分の分配比率~排他的に志向する』とはどういうことか?四十字程度で分かりやすく説明せよ。→自己中心的な言葉で相手に働きかけることで相手から信頼や協力を失うこと。(43字)

(参考)最後通牒ゲーム – Wikipedia

③ 「閉じられた集団内で~人間だけに向けられる」の部分を以下の書き出しに続けて分かりやすく説明しなさい。ただし、「レトリック」「説得力」の二語を必ず使うこと。→(自己の利益を求めて語る人間の言葉は)他者の利益や感情を考慮せず、自分の立場や利益を守るためのレトリックであり、説得力がない(ということ。

④ 『「パイの分配」について案分の権利持っている人間』について、「パイの分配」の意味を簡単に説明せよ。→利益や資源などの総体を、ある基準に従って分け合うこと。《参考》分配政策よりも経済のパイを拡大させる成長戦略が優先課題 | 2021年 | 木内登英のGlobal Economy & Policy Insight | 野村総合研究所(NRI)

⑤「僕は、言葉は~生成的になることはない」について、「言葉が生成的になる」とはどういうことか?説明せよ。→言葉が新しく作られたり変化したりするということ。

以下の設問に答えよ(第三段落)

①「届く言葉」と「届かない言葉」の違いとは何か?→「届く言葉」には発信者の「届かせたい」という切迫や必死さがあるが「届かない言葉」にはそれらがないという違い。 

《参考》以下の設問に答えなさい。

  • 本文中で、内田樹が「届く言葉」と呼んだものは何でしょうか?(択一式)
    • A. はやぶさの開発者たちのメッセージ
    • B. はやぶさが地球に送った信号
    • C. はやぶさが持ち帰ったイトカワの砂粒
    • D. はやぶさを見守った人々の声援
    • 正解:B
  • 本文中で、内田樹が「負け方を習得する」という言葉を使った理由を、自分の言葉で説明してください。(記述式)
    • 参考解答:内田樹は、自分の仕事である哲学者として、自分の考えを他者に伝えることが難しいと感じている。しかし、それを理由にあきらめたり逃げたりするのではなく、自分の信念を貫きながらも、他者と対話することの大切さを認めることが必要だと考えている。そのような姿勢を、「負け方を習得する」と表現している。
  • 本文中で、内田樹が「最先端の仕事」と呼んだものは何でしょうか?また、それに対して内田樹が抱いた感想を述べてください。(記述式)
    • 参考解答:内田樹が「最先端の仕事」と呼んだものは、探査機はやぶさの開発や運用である。それに対して内田樹は、自分には理解できないほど高度で複雑な技術や知識が必要だと感じた。しかし、それ以上に、開発者たちがはやぶさに込めた情熱や愛情に感動した。また、彼らが人類の知的好奇心を満たすために挑戦したことに敬意を表した。

コメント