「き」「つ」「たり」「り」確認テスト付き


過去「き」完了「つ」

和歌で完了・過去の助動詞を覚える

   

「き」過去・「ぬ」完了

何の助動詞かわかりますか?

み→ 「見る」(マ行上一段活用 動詞)

し → 「き」(過去 助動詞)

や →  「や」(間投助詞 詠嘆) 

くも→「雲」(名詞) 

がくれ→「隠る」(ラ行下二段活用)

に→「ぬ」(完了 助動詞)

し → 「き」(過去 助動詞)

未然形   連用形  終止形   連体形   已然形   命令形 

 せ  /  ◯  /  き  /    /  しか  /  ◯ 

 な  /  /  ぬ / ぬる / ぬれ  / ね

「に」完了+「けり」過去

花の色は/うつりけりな/いたづらに/わが身世にふる/ながめせしまに

「に」「けり」説明できますか?

うつり → 「うつる」(ラ行四段活用 動詞)

に    → 「ぬ」(完了 助動詞)連用形

けり    → 「けり」(過去  助動詞)終止形

な  →「な」(詠嘆 終助詞)

未然形    連用形   終止形    連体形    已然形   命令形

 けら  / ◯ /  けり  / ける / けれ / ◯

存続「り」

「つる」「る」を文法的に説明せよ!

 

る→「り」(完了 助動詞)連体形 ※「ぞ」があるから係り結び

未然形  連用形   終止形   連体形   已然形   命令形 

 て  / て  / つ  /  つる / つれ / てよ 

 ら  / り  / り  /    /  れ /  れ

ちなみにこの歌は

徒然草の「家居のつきづきしく、あらまほしきこそ」に登場する後徳大寺の大臣(おとど)=藤原実定の歌です!

後徳大寺でお坊さんになった藤原実定が本殿の屋根に鳶(とび)が糞をしないように縄を張っていた。それを西行(さいぎょう)が見て「鳶がとまって糞をまき散らしたとしても、何も問題はありません。ここの主の心の狭さはこの程度のものなのでしょう」と言ってこの家に近寄ることは無くなったと聞いた…。

次は確認問題に挑戦!

確認テストをやってみよう!

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