水の東西

渡邊克也
渡邊克也

山崎正和 「水の東西」所収

「混沌からの表現」

水の東西 本文解説

※内容をまとめて説明してみよう
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※第三段落は下のテスト対策動画に入っています

水の東西 テスト対策

水の東西 テスト対策 (※1~3段落まで全て含む)

水の東西 参考動画

次の問題にチャレンジ

  • 第一段落
  • カタカナを漢字にせよ。(1)アイキョウ (2)キョクチ (3)トロウ (4)ソウダイ (5)カンゲキ
  • 意味を答えよ。(ア)「息をのむ」 (イ)「間が抜ける」 (ウ)「行雲流水」
  • 第1段落「人生のけだるさ」を感じさせるものを本文中の二字で答えよ。
  • 「なんとなく人生のけだるさのようなもの」を感じるのは何故か。(30字以内)
  • 「それをせき止め」の「それ」は何を指すか。
  • 「かえって流れてやまないものの存在を強調」するのはなぜか。
  • 「流れる水」「噴き上げる水」はそれぞれ何を指すか。
  • 「東」「西」はそれぞれどこを指すか。

「水の東西」語句の確認

読後の感想

渡邊克也
渡邊克也

水の東西を読んだ感想を聞かせてください。

いさき
いさき

第一段落では、鹿おどしの持つ雰囲気が

描かれていて、音が聞こえるようでした。

あいり
あいり

でも、本文で述べられていることは、

あくまで筆者個人の考えで(三文字

みんなの感情じゃないわ。

はなわ
はなわ

たしかに「そのせいか東京でも

大阪でも、町の広場はどことなく

間が抜けて、表情に乏しいのであ

る」って、筆者の(三文字)な見方が

分かるところだよね。

ふあり
ふあり

私も、最後の「日本人が独特な好みを持っている」

ってところは、本当にみんな、そんな「好み」を

持っているのかなと疑問だった。

渡邊克也
渡邊克也

なるほどね。みんな、それぞれの感想があって面白いね。

この文章は第一段落で「四文字」、第二段落では「二文字」が

中心に述べられていて、第三、第四段落から、日本と西洋の文

化や風土、西洋人や日本人の「感性」の話になります。

単なる個人の感想ではなく、「鹿おどし」や「噴水」は

二文字二文字」それぞれの文化全般に通じるものが

あると言うんです。でも、みんなはそこに何かしら(二文字)感を

感じたんですね。

いさき
いさき

それから、第三段落や第四段落では「考えられる」

「思われる」「のであろう」が多いわ。もしかして

断定を避けてるのかも。

あいり
あいり

たしかに!結論も「言えるかもしれない」だしね。

前半は筆者が直接、見たり聞いたりしたのだけど、

後半は(二文字)だって言いたいのかも。

はなわ
はなわ

ちょっと、待って!筆者の言うとおり日本庭園に

人工の池や川はあっても、噴水は少ないわ。

日本人が読めば納得できる内容が多いし、単なる

個人の感想じゃないと思う。

こういう話って、なんて言うのかしら?

渡邊克也
渡邊克也

文化論と呼んだりしますね

ふあり
ふあり

ふうん、文化論かあ。水についての考え方だけじゃなくて、

時間と空間の考え方も(二文字)から影響を受けるというのも私

は納得できる。

渡邊克也
渡邊克也

そんなふうに読者に感じさせるような説得力

のある文章だということだね。

いさき
いさき

あ、それから、第一段落と第三段落に「我々」

という主語が出てくるわ。「我々」はたくさん

の「私」って感じだけど、ここでは「日本人」

という意味に近いと思うわ。

渡邊克也
渡邊克也

すごいことに気がついたね。

実はここ、テーマを一般化

させようとする筆者の意図

があると考えられるんだよ。

はなわ
はなわ

「一般化」って?

渡邊克也
渡邊克也

簡単に言えば「全体に通用させること」だね。

「我々」という主語を用いることで、

私たち「日本人に(二文字)だ」という印象を

持たせることになるんだよ。

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