「デジタルの学知の特性」下田正弘(1日1講 現代文評論①:三省堂)の要約
ポイントは「人文学の成果が書物という形態からデジタル空間に移行することで、どのように変化するか」についてまとめることです。ポイントをまとめると以下のようになります。
- 書物は単独の著者による一方向に線的に流れる言説であり、出版されたものは固定的である。
- デジタル空間は複数の研究者による共同作業であり、テクストは常時改訂可能で流動的である。
- デジタル空間では知は(テクストという形態から解放され)、視覚や聴覚に同時に訴える方法で構成される。
- これは、知が概念のネットワークであることを再認識させる新たな知の形態である。
《その一》
《その二》