タブレット学習における問題点
- 生徒たちの意識の問題→必要性を感じない・めんどくさい・タブレットをゲームなど学習以外のことに使う。
- 先生たちの感覚→テストに間に合うように授業を進めなければならず、ICT機器の使い方を学ぶ時間がない。
- タブレットを使った「教えない授業」の意図が学校側に伝わらない→教えないことに罪悪感を感じる先生たち。
- 専門的な知識を持った教員の不足→機能制限がかかったアプリやネット接続のトラブル。
- 授業に必要な教材が不足→デジタル教材が少ない。デジタル教科書は制約が多い。
- 学校として十分な予算が取れない→ソフト・ハード面で必要なものが購入できない。
以上のように問題が山積ですが、学校において(文科省の方針に沿った)ICT活用授業を実施する時、先生と生徒にとって重要なポイントを以下に箇条書きにします。
【文部科学省】各教科等の指導におけるICTの活用について
《生徒たちの注意点》
《先生たちの注意点》
《令和五年度の結論》
- 大事なことは(指導する先生は)途中で諦めず、ICT機器の使用を継続することです。
- ICT学習の前提は生徒が主体的に取り組むことです。(いつでもどこでも自学自習する意識が必要。)
- 主体性を生徒から引き出すために必要なことは「楽しさ」です。(「楽しさ」は「知的な好奇心」を引き出すために必要な要素となる。)
- 先生たちに求められる「個性」というのは上記の「楽しさ」にプラスして生徒たちの「知的な好奇心」を引き出す力を持つことです。(=「カリスマ性」を持つ)
- 知識を教えることはもはや意味を持たない。重要なのは(生徒たちが)主体的に学習に取り組み、一つ一つ問題点を明らかにし、原因や解決法を探る力を涵養することです。