天児屋命(あめのこやねのみこと)の里 遊歩道

風情ある遊歩道(福島県伊達市月舘町上手渡)

二人の男性(以前の記事でご紹介した田舎暮らしの達人)の手によって

作られた遊歩道をご紹介

ここは福島県の中通りにあるいわゆる限界集落

地域にはお年寄りだけで暮らしている家が多く

農業などが主体で、若い人たちは周辺の市や町へ

移り住んでいます

この遊歩道があるのは小志貴神社の隣にある

「天児屋命の里(あめのこやねのみことのさと)」という竹林の中です

今年の一月から作り始めたそうで

竹やぶを切り開いてきれいに整備されています

ここは齋藤さんというご夫婦にお貸ししている

竹林ですが、昨年の二月からお孫さんたちのために

作られた様々な遊具もあります

昨年は地元のテレビ局やインターネットテレビの取材を受けました

この遊歩道は齋藤さんの奥さんが「ぜひつくって欲しい」と

頼んで作ってもらったとお話しされていました

地域活性化を妨げる問題

昨年、私は齋藤さんご夫婦と佐藤さん(中心的にここを作ってる人)と

協力して地域活性化を図るため行動しました

伊達市の地域振興課や近くで活動しているNPO法人など

そのほかにもたくさんの方にお会いして

この地域の町おこしを訴えてきました

しかし、残念ながら行政には援助してもらうことは

出来ませんでした

県会議員さんにもご相談してアドバイスをいただきました

震災以降、福島の人口減少は歯止めがかからず

子供の数も年々減っています

総務省 国勢調査及び国立社会保障・人口問題研究所 将来推計人口、総務省 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数から作成された上のグラフから分かる通り、2035年には15歳~19歳の人口が男女共に一万人以上減少し、20歳~24歳までの人口は男子で一万二千人、女子では八千人近くの減少が予想されています

地方での過疎化の問題は深刻です

特に一人暮らしのお年寄りが年々増えています

行政の対策はなかなか上手くいきません

田舎暮らしを考える都会の人たちは増えています

総務省が公開している資料によると

移住に関するセミナー参加者や問い合わせ件数は五千件(2016)に登ります

東京からの移住希望者推移2

最近ではUターン希望者がJターン、Iターンなどよりも増えています

東京からの移住希望者推移3

都会暮らしに飽きた人たちやコロナ禍を避けて田舎に

帰る人たちも多いでしょう

田舎暮らしをしてみたいと思っても一番のネックは仕事です

東京からの移住希望者推移4

田舎では都会に比べて効率よくお金が稼げる仕事はありません

次に来るのが住居の問題です

確かに現在、田舎にはあちらこちらに空き家があります

ただし、どこも古くなった中古住宅で入居するには

かなり整備が必要です

市役所の空き家バンクなどにも物件は載っていますが

なかなか売れずにいるようです

最後にコミュニティの問題があります

都会からの移住者にはどうしてもよそ者という意識があります

したがって、地域の輪に入れずに田舎暮らしを断念する人も少なくありません

行政の対応と田舎への移住とUターン希望者の増加

このような問題がある中で

行政の対応はどうなのか?

伊達市移住促進サイト - 福島県伊達市公式ホームページ

福島県伊達市の「伊達市移住促進サイト」では上の問題について

動画で紹介しています

上の三つの問題だけではなく、子育ての問題についても支援しています

「伊達市生涯活躍のまち構想」というプロジェクトが進んでいます

伊達市生涯まちづくり都市構想

伊達市の対策は年々進んでいる感があります

でも、まだまだ知られていないところが多いと思います

神奈川県に五ヶ月ほど住んでみて実際、福島のことは

よく知られていないことが分かりました

コロナ禍で都会暮らしに疲れた人たちがたくさんいて

悠々自適の生活を望んでいる人たちにとって

福島での暮らしは必ず明るいものとなるに違いありません

田舎にずっと住んでいる人にとって都会暮らしは

仕事を探して働くことを考えると

大きな選択肢の一つとなります

私自身も昨年、仕事を求めて神奈川へ移り住みましたが

結局、水が合わなかったと思います

都会に暮らしている田舎出身の人たちも多くの人が

田舎に帰って暮らしたいと思っているはずです

実際、Uターンの希望者が増えているあたりにそのことが

はっきりと表れています

田舎で暮らす

実際に田舎暮らしをするためには

やはり、収入の問題があります

そこを解決しないとどうしても

田舎暮らしに踏み切れないという人は多いと思います

しかし、実際に田舎暮らしをしてみると

思ったよりずっと快適です

お金をかけなくて生活することができます

田舎暮らしには以前からそこに住む人たちが支えてくれて

多くの知恵が移住してくる人の生活のヒントになるでしょう

お金をかけずに住める田舎暮らしは都会の人たちには

考えられないと思います

便利な都会に住んでいても自分の力だけでは

どうにもならないことがたくさんあります

私が住んでいた藤沢市は気候も穏やかでみんな親切な人たちばかりで

すごく幸せな時間を過ごすことができました

しかし、今回ほかの土地からふるさとを見つめ直してみると

やっぱり、ふるさとはとても安らぐと改めて実感しています

私をあたたかく迎えてくれる人たちがたくさんいます

Uターンを考えてる人にはぜひ、田舎での暮らしを考え直して

もらえたらと思います

今はインターネットで世界中とつながっていますので

どんなところにいてもやり方次第でお金は稼げます

私は今、企業への就職は考えられなくなりました

みなさんのお役に立てるように

私の経験など生かして情報を発信していきます

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